転職しようと決意した時、会社に行きたくなくて辞めようと決意した時。
会社にその意志を伝えなくてはなりません。
伝え方を間違えてしまうと辞めるまでの間、会社に行きづらくなり出勤するのが嫌になってしまいますね。
円満退職とは色々な要素がありますが、
”あなたの退職に不満を持つことなく会社が送り出してくれる”
というのが大まかな要素だと思います。
世の中では円満退職を薦められる事が多いですが、
一方で、円満退職すると損をしてしまうかもしれません。
円満退職のメリット

退職日まで出勤するのが苦痛が少ない
退社の意思を誤った方法で伝えてしまうと、
”あなたの退職に不満を持つことなく会社が送り出してくれる”
とはなりづらいですね。
少しの我慢が積み重なると大きな苦痛になります。
円満退職の場合は若干の出勤しづらさは感じつつも、
暖かく送り出してくれる送別会では涙が出るかもしれませんね^^
退職後も良好な関係が築ける
私はこれが一番のメリットだと思います。
転職後の仕事で繋がれたら最高です。
起業する場合は特にそうですね。
仕事で繋がれなくても、起業しなくても、
トラブルなく退職できれば困った時に元同僚に相談できたり、
ちょっとした近況報告で気分転換になったりなど、
昔の友人より今の自分を知ってくれている人と会話できるというのは大変有り難いものです。
トラブルあって退職してしまうと関係修復に時間が掛かったり、
時間がかかれば修復を試みることすら面倒になったり、
二度と修復不能な関係になってしまう可能性も大いにあります。
損害賠償をされない
従業員規則、きちんと読んだことありますか?
正直私もありません(;^ω^)
知り合いの話ですが、多忙な会社に務めていて退職しようとしたところ、

その理由なら従業員規則に書いてある通り、
損害賠償請求しますね。
よろしく。
と言われたそうです。
怖いですね。
でもこういったことって珍しくないようです。
逆を言えば円満退職をしないデメリットになります。
円満退職でなくとも従業員規則は一読した方が良いですね。
逆に不当解雇で弁護士さんに損害賠償請求をお願いしたとしても、
従業員規則を提出してくれと言われます。
もし従業員規則も周知されない様なブラック企業にお勤めなら、
退職を決めたときにそれとなく従業員規則を手に入れましょう。
退職の意志を伝えた後だと100%貰えません。
会社は訴えられることをわかっています。
※10人以上の従業員の会社は労働基準法第89条により従業員規則の作成が定められていますので、
ご自身の勤めている会社の従業員数をまずご確認ください。
円満退職のデメリット
失業保険の給付に差が出る

もしあなたが転職を希望していて、
次の就職先が決まっていなかったら失業保険の給付申請をすることになると思います。
貰えるお金は是非とも頂きたいですよね。
一般的に、自己都合での退職の場合の失業手当の給付は、
申請から7日間の待機期間のあと、3ヶ月の 給付制限期間を経て失業手当が給付されます。
会社辞めてから3ヶ月間働かないなんてあんまり考えられないですよね...
会社都合で退職する場合は7日間の待機期間の後支給が始まります。
会社が退職理由を聞く理由って実はここにあるんですね。
届出に記載する内容によって退職者の失業手当の給付日が変わるのはもちろん、
全社員が会社都合で退職していたらマークされてしまいますから(;^ω^)
退職後に失業手当の給付を受けようと思っている方は、
・申請後いつから給付が受けられるのか
上記を調べておきたいですね。
ノープランで退職してしまうと後悔しかねません。
退職の準備の一つとしてやっておきましょう。
その他のデメリット
あとはメリットの逆だと思います。
・退職後に人間関係を復元するの年月と労力が必要
・損害賠償をされる可能性がある
これらを見てしまうと円満退職が良いとも思えますが、
失業手当の給付条件などメリットもあることは確かです。
【まとめ】会社都合で円満退職した筆者
私は今勤めている会社が3社目です。
1社目、2社目と派遣社員で各5年程度勤めました。
1社目退職の時はとにかく辞めたかったので何も考えずに退職し、
失業手当の存在も知らずにゆるっと3ヶ月間求職活動をして2社目に雇用されました。
今思えば失業手当貰っとけばよかった(´;ω;`)ウッ…
2社目を退職する際は、ずっと辞めたいと思っていたのですが、
派遣契約更新の際
急に 「派遣社員は5年で終了という方針が決まったので今回で終了です」と言われました。
辞めたいとは思っていたものの、何の準備もできなかったので
「ちょっと待って下さい」と拒みました。
これにより派遣会社に会社都合と認められたようで、
失業手当は待機期間後すぐに給付されました。
契約終了を告げられた時、
「逆にあざす!!」
とすぐに受け入れていたら待機期間直後に失業手当は貰えませんでした・・・(;´Д`)危なかった
その後の人生にも影響するかもしれませんので、
退職する際には感情的にならず、今後の人生を見据えた決断と行動が必要になりますね。
(将来と言っても直近のお金に関わる問題もあります)
会社を辞めようと思った時にまずするべきこと

・ハローワーク等、各制度の調査
(貰えるお金をもらう為に必要な事を調べる)
最後までお読み頂き有難うございました。
▼あわせて読みたい